What's this "aruheitou"?

アルヘイライン


 時は戦国時代にさかのぼります。乱世という血で血を洗う悽愴な時代に、日本は運命的な歴史の流れを体験することになったのです。
 青い目に金の髪の毛、白い肌に不思議な着物、それはまったく異世界の産物といえるものばかりでした。遥かな海をこえやってきた文化は、後に『南蛮文化』と呼ばれる事になります。
 『南蛮文化伝来!』
 そう、それは日本人がはじめて国際社会というものを知った瞬間でした。戦国大名達は戦いに身を焦がす中、きらびやかな南蛮の文化を柔軟な姿勢で受け入れ、そして利用していきました。その代表とも呼べる人物こそ『織田信長』その人だったのです。
 彼は長篠の戦いで戦争に鉄砲をとりいれるという一大改革をおこす一方、南蛮の衣装をいち早くみにまとうという、ファッション会のトレンドリーダー的役割もになってました。斬新な時代感覚を持つ信長は、やがて強大な権力の座へとのしあがっていきます。そしてそれに目をつけたのが、キリスト教の布教をもくろむ、ルイス・フロイスら宣教師達だったのです。彼等はどうにかして信長に取り入ろうとして、様々な品を献上しましたが、その中には、今ではしっかりと日本に根づいてしまった、数々の南蛮菓子もありました。ポルトガルの宣教師ルイス・フロイスは自らの志をやりとげるかたわらに、いくつもの甘い文化を運んだ、お菓子の伝道師でもあったわけです。