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千歳飴Chitoseame
いまだにつづく、手延べ、手切り、手巻きの千歳飴
当店の代表的な飴の一つに『千歳飴』があります。
戦前から変わらず引き継がれている
懐かしい形と味の『千歳飴』です。
職人が手で延ばしたら手のひらでコロコロころがし、
トントントンと包丁で切って、
最後にロウ紙でクルクル巻くのが当店の流儀です。
手間がかかって、古典的な製法には
毎年たくさんの方から励ましのお便りをいただいています。
POINT 1
しっかりとした火づめで口の中で歯にくっつきません
当店の千歳飴の特長はしっかりとした火づめでつくるため、口の中で歯にくっつかないようにできています。長い飴は折れるのをきらって粘りのある飴に仕上げたいものです。しかしそれでは長さを調節するのに少し手間がかかってしまい、お子さんが食べるのには少し心配です。そういったご意見をいただき、当店では余分な油脂を使用しないカリカリと食べれて、ポッキリ折れる千歳飴に仕上げています。
左から2本入り、3本入り、乳成分不使用2本入り
POINT 2
幼稚園の先生の思いがたくさんこもった千歳飴です
当店では長年にわたって幼稚園様向けに直接販売を行っております。つくる量が少ないため毎年限られた幼稚園様だけに納めてきたのですが、毎年先生方にたいして簡単なアンケートを行ってきました。約15年のアンケートあつめのなかで多くのご意見をいただき、できるものから改良を続けてきた結果、多くの幼稚園様から喜んでいただけるようになりました。子供の成長を心から考えている、愛情たっぷりの先生方の気持ちがしっかりつまった千歳飴になりました。
毎年贈られてくる先生方からの熱いメッセージが大切に保管されています
POINT 3
柴田飴本舗は4種類の『千歳飴』があります
赤・白
おめでたい定番の赤と白。飴に練乳をたっぷり練り込んだ、ミルクの濃厚な優しい味わいの『千歳飴』です。
3色ねじり
白をベースに赤・黄・緑のスジ模様が特長です。職人の巧みな技術で手びねりし「ねじり模様」に仕上げました。緑はお父さん、赤はお母さん、黄色はお子様の意味があり、家族そろって仲良くお幸せにと心を込めてつくります。味は赤・白とおなじ練乳たっぷりのミルク味。
乳成分不使用(乳アレルギー対応)
乳製品アレルギーのお子様にも、みんなと同じ飴を食べてほしいという幼稚園の先生からのご要望で生まれた千歳飴です。乳成分不使用だからみんなと同じ甘くて美味しいミルク風味を楽しんでもらえます。他の千歳飴と見分けがつくように、飴は赤と白のねじり模様で、包み紙も色を変えています。
大切なお子様の健康と成長を願う大事な七五三のお祝いだからこそ、
心を込めた一本一本の手づくりをこれからもまもっていきたいと思っています。
縁起の良い数字七、五、三の千歳飴
飴の歴史は古く「日本書紀」にもみられるようですが、今のように砂糖を主原料としてつくり庶民の手の届くものとなったのは江戸時代に入ってからといわれており、『千歳飴』が誕生したのもその頃のようです。『千歳飴』は棒状で長いのが特徴ですが、「千歳」は千年を意味しており「鶴は千年、亀は万年」の言い伝えにちなんだ縁起の良い言葉とされています。そのうえ飴はもともと伸ばすとどこまでも伸びていくことから「長生き・長寿」を連想させる縁起物とされてきたので、お祝いにはちょうど良いお菓子だったのでしょう。
縁起の良い数字とされる3歳5歳7歳に子どもの成長と健康を祝う「七五三」。11月15日にお祝いするようになったのは徳川綱吉が息子の健康を盛大に祈願したことから広まったともいわれています。3歳の「髪置きの儀」5歳の「袴着の儀」7歳の「帯解きの儀」を「七五三」としてひとまとめにしたもので、無事に成長したことへの感謝とこれからの将来と長寿を願う意味が「七五三の祝い」には込められています。そんな子ども達の健やかな成長を願うお祝いに「長寿」を連想させる「千歳飴」は切っても切れない必須アイテムになったわけです。
ちなみに、「縁起物だから折ってはいけない」という説もありますが、明確な決まりはなく、「縁起物だから食べやすく切ってご近所におすそ分け(お福分け)」をする地域もあるようです。小さいお子様が長いまま口に入れ走り回ると危険ですので、柴田飴本舗の『千歳飴』は、食べやすいように手で折ってお召し上がりください。
千歳飴のご注文
- 神社様、幼稚園様、写真館様など新規のお客様はまずはメールでお問合せください。生産量に限りがありますのでシーズン前の7月くらいまでにお早めにお願いいたします。
- 千歳飴は期間限定商品です。通常の販売はしておりません。
- 最近ではシーズン後にも千歳飴を必要とされる神社様が増えてまいりました。例年だと在庫が多少残っている場合がありますので、シーズン後どうしても必要なことがございましたら一度お問合せください。